幸せになるには?

西村清彦『日本経済 見えざる構造転換』(日本経済新聞社、2004年)を読む。
明日から始まる大学の授業のための準備であるとともに、じぶん自身もずっと関心をもってきたテーマを扱った本。
 
日本はバブル経済のあと、長い不況に突入した。
日本経済は何故、失速したのだろうか?
少子高齢化による労働人口の減少とか、活力の低下とか、あるいは不良債権のせいとか、いろいろなことが言われてきたが、どの議論もイマイチ説得力に欠けるような気がしてきた。
また、有効需要創出のために行われた財政出動もほとんど成果を挙げなかった。
前回の自民党総裁選のとき、小泉総理以外の候補は皆、経済の安定成長の確保のための更なる財政出動を主張したが、国民は皆なんとなく違うのじゃないか、と思っていたような気がする。
 
日本経済の失速の原因は、もっと構造的なものではないか?
そんな誰しもが感じていた直感的な理解を実証的に明らかにしたのが、この本。
アウトラインは堺屋太一の『日本の盛衰』(PHP新書)と同じで、要するに80年代以降のIT化、世界市場化が日本の経済システムに構造変化を強いているが、日本は旧来型のシステムに完全に適応していたが故に新たな変化に適応するのに時間がかかっているというもの。
 
まぁ、しかし、実際の日本政府の経済財政政策は、こういう現状分析に基づいて進められているわけで、もし、この解釈がとんでもない間違いだったら、10年後の日本はボロボロになっているわけだ・・・。
そう思うと、今という時代の流れ、輪郭を掴むのって、命がけだなって思う。
 
組織運営、個人の人生設計も同じことですね。
 
 
 
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中