「楽しさ」に投資する

わたしもお世話になっている早稲田大学の現総長と、同時通訳&環境NGO代表を務める日経ウーマン・オブ・ザ・イヤ2004の対談集『大学力』を読んだ。
わたしが早稲田大学に入ったのは2002年4月。その経緯は、わたしの本『人権をひらく』のあとがきに書いたのだけど、以来、とっても楽しい学生生活を送らせてもらっている。(^-^)
ちなみに、わたしはフルタイム学生、聴講生、社会人学生と立場は異なっているが、これまで5つの大学で学んできた。そのうち、2つは外国の大学だった。イスラエルのヘブライ大学、米国のニューヨーク州立大学である。
まぁ、サラリーマン生活が大嫌いで、大学のキャンパスが大好きだったのが長~い学生生活を送ることになった最大の理由だけど(^^;)、これまで学んできた大学の中では早稲田大学が一番気に入っている。
今回、その理由が初めて分かった。
昔、大学は総合レジャーランドを言われていた。
でも、それはほんとうに本当で、昨年5月に最後のサラリーマン生活を終えたわたしがフルタイム大学院生になって早稲田の杜に通い始めて分かったのは、ともかく、ここには色々なチャンスが一杯あるということだった。
留学しようと思ったら、国際教育センターで行けば山のような情報がある。
語学を勉強しようと思えば、エクステンションセンター。
健康第一、それでは学生会館のトレーニングセンター。
食後のお昼寝は中央図書館の研究閲覧室。(これは冗談です。わたしは大学で居眠りしたことはありません)
起業しようと思えば、インキュベーションセンターがある。
アンテナを高くしておけば、次々と面白い場が見つかった。
現在グローバル化する社会のなかで求められているのは生涯学び続けようとする知的好奇心、理解力、そしてコミュニケーション力であると白井総長は言われる。
でも、これらの能力は、これまでの日本の教育では身に付かなかった能力ばかりである。
何時も偏差値でひとと比較され、ランク付けられる社会の中で自分にしか出来ないことがあるなんて思えるのは一部のエリートだけだったことは明白な事実。そして、エリートと呼ばれる人種も実は難問は巧みに先送りし、その時々に世界が高く評価する組織、研究分野、職業にむらがって、上手く立ち回ることが出来る人間が大半だった。
グローバル化に伴う競争原理の浸透が日本の単線型、垂直型、階層型の硬直した社会システムを壊してくれたおかげで、最近やっと少し息の出来るスペースがこの国にも生まれてきた。
そんな時代を見越して、楽しく生きる考え方と能力を身に付けられる教育環境を20年も昔から早稲田大学というところは生み出そうとしてきたのだということが、今回初めて分かった。
そう云えば、この春、自分も大学教員になることになり、そろそろ大学院も卒業したほうが良いのかなぁなんて自分には珍しく殊勝に考えながら早稲田のキャンパスを歩いていて、やっぱり寂しいなぁ、それに未だ博士号も貰っていないし、なんて思っていたら、同じゼミの先輩で人生の大先輩でもある方に偶然、大学の学食で会い、相談したら、「絶対、大学に残っていたほうが良い」とアドバイスされた。
人間、持つべき者信頼できる友です。
思い出してみると、その昔、青山学院大学の大学院で修士課程を終えた頃、果たして自分には博士後期課程に進学する能力があるのだろうか、と思い悩んでいた時期があった。
この時も、青学のキャンパスを歩いていて、ここから離れたら生きていけないなぁって思ったのが、博士後期課程進学の大きな理由の一つ。
数えてみると、大学(院)に通っている時期の方が、通っていなかった期間よりずっと長い。

まぁ、大学というところが一番自分は好きだったのでしょうね。

 
人生って面白いものだなぁって思う。
 
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