自分が一番好きなこと(^-^)

今日は三連休の最終日。
この三連休はずっと机の前に座って、論文を書いていた。
この春に出した『人権をひらく―チャールズ・テイラーとの対話』(藤原書店)の最終章があまりきちんと書けていなかったので、そこを直している。
考えてみると、2001年に松岡正剛さんの編集学校に入って、物語編集術にはまり、『ビン・ラディンの挑戦』という思想小説の習作みたいなものを書いたのが、翌年、早稲田大学大学院博士後期課程に進むきっかけになった。
思い出してみると、あの時も秋に書き上げた作品が気に入らなくて、年末に空海の『秘密曼荼羅十住心論』を買ってきて、ビン・ラディンの最後の問いに対する回答を書き直していた。
あの時、ビン・ラディンは西欧のキリスト教は堕落した一神教であり、三位一体論など笑止の極みであると断言した上で、西欧社会は人間の理性によって神の存在を否定し、この神を忘れた思い上がりによってとうとう地球環境の破壊を招いたのだ、そのような西欧社会に自分を裁くどのような権利があるのか?という問いを投げかけたのだ。
 
先日、大学院の指導教官のところに行って、色々とご指導を受けたのだけど、結局、ポイントはこれまで勉強してきたチャールズ・テイラーの思想に対して、自分自身はどのように応答するのか、を書く必要があるということだった。
 
最初はとても書けない気がしたのだけど、翌日からこれまで読んだ資料をいろいろと見直しているうちに、何となく書けるだけの材料はあるような気がしてきて、連休とともに書き始めたところ。
スイスイってことはないけれど、この夏にマイケル・イグナティエフの最新作を読んで、「ナショナル・アイデンティティとしての自由民主主義」を書いたときよりは好調。
 
でも、思い出してみると、この研究って、2001年の横浜会議に向けて色々と準備している中で芽生えた問題意識から始まっているわけで、結局、自分はこうやって、現実の中で格闘しているなかで生まれた問題意識に基づいて一人こもって何かを書くという生活が一番幸せらしい。
こもりっぱなしの書斎生活は出来ないけど、単なる社会人というのも満足出来ないという人なんですねぇ。
 
来年はどんな年を過ごすんだろうなぁ、なんて考えるところが、やはり年末ですね。
 
 
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