アートを用いたリサーチワークショップの可能性

わたしが2005年から取り組んでいるのが、人身売買の被害者など心にトラウマをかかえた人たちに対するリサーチ手法の開発。
 
被害者が自分の体験を語ることで癒されると同時に、その物語を一つの記録としての残すことができるような手法を考えているうちに辿り着いたのが、様々なアートを用いたアートセラピーを活用したリサーチ手法である。
被害者が絵画や即興劇、詩というメディアを通じて自分の体験を表現することによって、言語によるインタビューでは得られない深い体験が外部化し、同時に被害者自身の心の回復にも寄与することができるという仮説の下に、これまでフィリピンとカンボジアで実際にリサーチワークショップを実施した。
 
このリサーチの理論的な考察をまとめたものを(財)アジア女性交流研究フォーラムの発行するAsian Breezeという冊子の第48号に掲載させていただいた。
 
国際子ども権利センターのナミコさんが、この論文に対するコメントをご本人のブログに書いてくれた。
 
アートも万能ではないというナミコさんの指摘はほんとうに正しい。
被害者の人権に配慮したセッティングを考えることは、アートセラピーを応用したリサーチワークショップでも不可欠の前提条件である。
 
また少し、考えが進んだかな。
 
 
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