信念のない行動は無意味である

昨日、2005年から(財)アジア女性交流研究フォーラムの研究助成金を得て取り組んできた調査プロジェクトの最終報告書を書き終えた。
タイトルは「表現アートセラピーを応用したリサーチ手法の可能性―人身売買被害者の<ほんもの>の『語り』」。
2005年12月にフィリピンで実施した元エンターテイナーと日本人男性の間に生まれた日比国際児を対象とするリサーチワークショップと、昨年(2006年)8月に、カンボジアで人身売買被害者を対象として実施したリサーチワークショップの報告を中心として、表現アートセラピーを応用したリサーチ手法を考えつくるまでの経緯、リサーチとしての理論的説明などを盛り込んだ。
 
朝から夕方まで、自分でもよく集中力が続いたと感心するほど、真剣に、でも楽しく書き進めることができた。
 
その後、何気なく手にしたのが岸谷美穂さんの『イラクの戦場で学んだこと』(岩波ジュニアプレス)。
イラク北部クルド人自治区で、岸谷さんがピース・ウィンズ・ジャパンのたった一人の日本人現場責任者として3年間にわたって人道支援活動にたずさわったときの記録である。
 
この本の最後に書いてあったのが、冒頭の言葉。
人はさまざまな失敗をするものだし、いろいろなことをやることができる。
ただ、自分の信念を失ってはいけない、信念をうしなった行動は無意味であるというのが、岸谷さんのモットーのようである。
 
私は、あまり正面切って自らの信念を高々と掲げるのは好きではないのだけど、岸谷さんの言葉は実体験に基づいた迫真性があり、素直に感動した。
 
こういう真面目さ、誠実さが今の時代には求められているのかも知れない。
 
 
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