子どもへの暴力 調査報告書

この週末は来週土曜日から始まる東洋大学大学院での授業の準備をしている。
 
子どもの権利を軸に世界の流れを振り返ってみると、やはり、最近の最大のトピックは、昨年10月11日に国連総会で行われた『子どもへの暴力 調査報告書』の発表である。
 
2003年3月に国連事務総長によって任命されたパウロ・セルジオ・ピニェイロ教授がとりまとめた、このレポートは、90年代から世界的関心を集めるようになった、子どもに対する暴力に関する世界で初めての包括的報告書。
 
もう一つ、面白いと思ったのは、『世界子供白書2007』。
テーマが「女性と子ども」で、「ジェンダーの平等がもたらす二重の恩恵」。
 
日本では、今や、子どもの権利も、ジェンダーも大バッシングの嵐にさらされているけれど、世界的な傾向としては、もう一度、ジェンダー視点を主流化していこうという流れがあるようだ。
そして、その中心に韓国出身の事務総長がリードする国連がある。
以前、世銀のセミナーに出た時、この新任の国連事務総長が世銀をはじめて表敬したときの話が出た。
 
事務総長は、世銀の業務における人権原則の尊重を強く訴えたそうだ。
いろいろと問題はあっても、世界各国の関係者が話し合える場って、国連しかないわけだし、二国間協議と多国間協議も結局は相補的なものだということが、WTOとFTAの経験から明らかになってきている。
 
そして、いずれの場でも大事なことは、その国の哲学、ポリシーである。
『吉田茂の自問』(藤原書店)にも出てくるけど、理念なき国家運営くらい危ないものはない。
 
これまで、ずっと考えてきたことだけど、日本の理念って何なんだろう?
 
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