『反「人権宣言」を読む』

関西方面で、人権問題に関心のある方にオススメの勉強会です。
肩の凝らない、でも、とっても中味の濃い学び合いの場です。
 
【今回のテーマ】
八木秀次『反「人権」宣言』(ちくま新書)を読む(2)

報告者:住友 剛(京都精華大学人文学部)
日時:2007年4月29日(日) 10時~12時
場所:大阪市立日之出人権文化センター
(JR新大阪駅下車、東口より徒歩5分)
※どの部屋を使うかは当日、会場にて確認してください。

 昨年からこの「子ども人権部会」では、「人権部会A」として、最近の「人権論」関係の文献を読むというシリーズを続けています。これまでの間は、大江洋『関係的権利論』(勁草書房)、森田明彦『人権をひらく』(藤原書店)という、どちらかというと子どもの人権論についての哲学的・思想的な議論を扱った2冊の本を、各章の内容に立ち入って読み込むという作業をしてきました。
 さて、今回の部会は前回の続きで、『反「人権」宣言』の後半部分を取り上げます。前回の部会ではこの本の前半部分を取り上げ、「人権」思想が生まれてくる歴史的歩みについて、まず著者がどういう見解をもっているのかを整理しました。また、その著者の見解の中身や、そこにいたる議論の筋道に問題点などを検討してみました。
 今回はこの本の後半部分で、著者の「子どもの人権」論に対する批判的な見解などをとりあげ、前半部分と同様に、その見解の中身や議論の筋道の問題点などを検討していきます。特に、著者は子どもの人権論の問題点を、どのような事例をとりあげ、どのような論理的な筋道で批判しているのか。そこをていねいに読み解いてみたいと思います。
 これまでの2冊が、子どもの人権をどちらかというと尊重する立場にたって、今までの人権論をどう組み替えていくかを論じた本であるとすれば、今回とりあげる『反「人権」宣言』は、上に述べたとおり、「『人権』が無軌道な子供を作り出す」という章を持つなど、いわば子どもの人権尊重の立場にとっては批判的な見解を投げかける本であります。
 ただ私としては、この『反「人権」宣言』のような本が現在、よく読まれ、その見解が広く日本社会で受け入れられるとするならば、やはりそこには何らかの検討すべき日本社会における子どもの人権論の大きな課題があると考えます。
 そう考えると、私たちとは見解の異なる側から書かれた部分の多々ある本ではありますが、一度、何をこの本が問題にしているかをていねいに読み解き、理解する必要もあるのではないかと考えます。このような観点からのこの本の読み解きに関心のある方は、日曜日の朝という時間帯ではありますが、ぜひ、次の部会にご参加ください。(文責・住友 剛、2007/04/13)

※(社)子ども情報研究センターの事務所が下記に移転しました。
〒552-0021 大阪市港区築港2-8-24  pia NPO 307号室
Tel 06-4708-7087/fax 06-6577-1893

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