ハイブリッド社会の行方

昨日、NHKのクローズアップ現代で最近のインターネット技術を紹介していた。
仮想空間でまったく別の人物になり、世界中の人々と交流できたり、動画を相互に交換できたり、そして世界中、無料で話せるインターネット電話があったり・・・。
わたしの親しい友人から、自分がこの技術革新のスピードについていけるのか心配、というメールが届いた。
 
実は、この問題。
わたしが、この夏の法哲学・社会哲学国際連合世界大会で取り上げるテーマそのもの。
 
今の時点ではっきりしてきていることは、相互に無関係な形で発展すると予想されていたリアルの世界とヴァーチャルの世界は、今後ますます融合していくだろうということ。
この融合社会は「ハイブリッド社会」と呼ばれている。
そして、今後ますます多様な技術が発展する中で、一人ひとりの個人が選択するメディアも多様になっていくだろう。
人間には誰でも一日24時間しか与えられていないわけで、全ての技術、メディアを目一杯駆使するわけにはいかない。
実際に、中高校生とこの問題について話したときも、彼らはPCは情報検索とメール、携帯は主に友達とのメールのやり取りに使っていて、最近大流行に見えるSNS(Social Networking Site)を使っているのは高校生の女の子一人だけだった。
 
今、日本では「ひきこもり」とか「ニート」など、青少年バッシングの嵐が吹き荒れているのだけど、実際の子ども達はずっと健全である。
 
それはともなく、新しい技術もテレビやラジオと同じで、しばらくするとルーティン化して、井戸端会議や三時のお茶ミーティングと同じような日常生活の中の出会いの手段(メディア)になっていくのだと自分は思っている。
 
ただ、大きな変化は、メディアの選択肢が増える結果、異なった情報を持ち、異なった見方をする人たちがこれまで以上に増えるということ。
そして、そういう人たちの間にどんな共通の行動規範が成立し得るか、が今後の大きな課題になると思われる。
 
これは、格別、自分がそう言っているというわけではなくて、チャールズ・テイラー大先生が言っていること。
まぁ、本当に偉大な思想家というのは、どんなことにでも回答を提示してくれているものです。
 
いよいよ、8月の世界会議に向けて本格的に準備を開始する時です。
 
挑戦の夏です。
 
 
 
 
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