代議制民主主義

テイラーの『近代社会像』を読んでいて思ったのは、日本は意外にフランスと似ているということ。

もちろん、どんな国の間にも共通した点は見つけることが出来るのだけど、フランスは近代人権発祥の地のように思われているのに、代議制民主主義が確立するまで時間がかかったというテイラーの指摘が面白いと思った。

米国では英国の植民地だった時代から各入植地レベルでは自分たちの代表を選挙を通じて選ぶ習慣が根付いていたので、国民が主権者となるという考え方も無理なく受け入れられた。

一方、フランスでは権力者の横暴に対する市民の抵抗は正当なものと認識されていたけれども、自らが国の主権者となるという考えを具体化するために利用できる慣習、要するに代議制民主主義を受け入れるための素地がなかったというテイラーの指摘は今の日本に引き比べて考えると、なかなか興味深い。

日本で代議制民主主義を市民のものとするのは、伝統的慣習ではなく、何らかの理論だろうと思った。

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