ボランティアと日本の「国のかたち」

先日、タイからヴィティット・ムンターボーン先生が来日されたとき、新幹線の中でいろいろとお話する機会があった。
その中で印象的だったのが、ムンターボーン先生がタイで子どもの権利、人権NGOの依頼に応えて、ワークショップや学習会の講師をボランティアで引き受けているという話。
もちろん、ムンターボーン先生は国際人権法の分野では世界有数の専門家なのだけど、そういう学者としての仕事以外に、自分の専門知識を使って、ボランティア活動にも時間を割いていると聞いて、ムンターボーン先生がNGOや子ども達からとっても人気がある理由が分かった気がした。
 
それにしても、同じ仏教国なのに、タイと日本では社会貢献に対する意識がぜんぜん違うのは何故だろう。
 
昨日、堺屋太一さんの『日本を創った12人』(PHP文庫)を読んだ。
堺屋さんは元官僚なので、やはり日本における官僚主導の中央集権制度が日本の発展に果たした役割を高く評価している。
その堺屋さんでも、現在の日本が従来通りの価値観、やり方では立ち行かなくなったということは十分に認識していて、新しい価値観、制度を模索していることがよく分かった。
イギリスも近代化以前に中央集権的制度を確立していたが故に、その後、代議制民主主義が発展できたという歴史のパラドックスがある。
 
その意味では、織田信長以来の中央集権国家体制が日本社会に民主的な制度を根付かせる上で障害にしかならないという見方は一面的である。
 
たぶん、今必要とされているのは、日本流の自由民主主義なんだろうな、と思う。
 
それはどんなものなのだろう?
 
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中