人身売買禁止ネットワークのお引越し

昨日は、人身売買禁止ネットワーク(Japan Network Against Trafficking in Persons)のオフィス移転のための作業で、都内某所(ウインク)の事務所にみんなで集まって、荷造りと不要な資料の廃棄作業を行った。
夕方から始めて終わったのが夜9時くらい。
それから、近くの居酒屋でこれまで手伝ってくれたアルバイトの子の慰労と新しく手伝ってくださることになっている方の歓迎も兼ねて一杯。
実に美味い酒でした。
 
人身売買禁止ネットワークに本格的に関わり出したのは、日本ユニセフ協会を辞めた2004年6月から。
この年の米国務省人身売買報告書で、日本政府がWatch List(上から二番目のカテゴリーの中の下のランク)になり、日本中が大騒ぎになり、日本政府が初めて真剣にこの問題に取り組み始めた年でもある。
お陰様で、わたしも、国会議員へのロビーイングとか勉強会の講師とか、いろいろな学びの機会が与えられて、ほんとうに楽しく過ごすことができた。
考えてみると、北九州の財団法人アジア女性交流・研究フォーラムの客員研究員に応募したのも、この時期。
2006年には米国政府の招待でバンコクで開催されたVital Voices主催の国際会議に参加させてもらった。
昨年(2007年)にはやはりバンコクで開催された子どもの人身売買に関する国際会議に国際交流基金のお金で参加させてもらった。
 
そして、G8NGOフォーラム(環境ユニット)にも人身売買禁止ネットワークとして参加させてもらった。
お陰様で、最近はIPCC第4次報告書とかUNDPの人間開発報告書2008とか、気候変動関連の資料を読むことが多くなって、少し視野が広がったかも知れない。
そもそも、環境と人権、人身売買が深く関連していると気がついたのは、昨年2月に桜美林大学の学生が中心になって結成したNGO「てのひらの会」主催のイベントに参加した時だ。
彼らと初めて人身売買問題に関する勉強会をしたのが、2004年12月24日の午後。
場所は、今度引き払うことになった事務所だった。
あれから、もう3年が経った。
懐かしいことです。
 
今度、人身売買禁止ネットワークが移転するのは上野にあるNGOハウス(丸幸ビル)。
最近、NGOの世界だけでなく、企業でも大学でもネットワーキングというのが流行しているのだけど、人身売買禁止ネットワークも新しいネットワークを広げるべき時期を迎えている。
 
今年はG8サミットが日本で開催される。
G8諸国の中で、米国務省人身売買報告書の評価がTier2のままなのは日本とロシアだけ。
他の国はすべて、人身売買対策の最低基準を満たしているとされるTier1にランクされている。
ちなみに、お隣の韓国はとうの昔にTier1になっている。
やはり、国連事務総長を出すような国は、科学技術や貿易ルールだけでなく、人権の世界でもちゃんと世界水準を満たしているわけである。
日本は何時から、世界のフロントランナーでなくなってしまったんだろう?
 
日本政府は、洞爺湖サミットを主催する今年はぜひTier1になりたいと死に物狂いなのだけど、あまり成果は見えていない。
 
これにはいろいろな理由があるのだけど、日本社会が人権の理念を本当に受け入れていないことが根本的な原因であることは間違いがない。
 
洞爺湖サミットまで、あと半年。
日本はどこまでやれるんだろう?
 
私にとっても他人事ではないのだけど、まぁ、楽しみなことです。
 
 
 
 
 
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