森田ゆり『子どもが出会う犯罪と暴力 防犯対策の幻想』

この本は森田ゆりさんが2006年9月にNHK出版から出したもの。
実際には減少している子どもを対象とした凶悪犯罪。
しかし、センセーショナルな報道に煽られて、子どもの自由を奪い、相互監視社会に転げ落ちようとしている現在の日本社会。
森田ゆりさんのこの本はそんな危機感から書かれたものである。

見知らぬ他人による路上での子どもへの暴力は実はとっても少なくて、実際には家族や知り合いによる暴力が多いこと。
街頭パトロールの弊害。
学校要塞化の過ち。

いずれも、とっても説得力のある議論が展開されている。

日本社会が、ようやく、米国同時多発テロ以後の過剰な不安感と監視強化のデフレスパイラルから解放されつつある現在、オススメの一冊です。

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