和辻哲郎『孔子』

ある特定の時代、地域に生きた宗教家、思想家がなぜ、そのあと世界の教育者、人類の教育者になったのか?
これは確かにきわめて興味深い問題である。
同時に、西欧はいかにして現在の西欧になったのか?という問いも興味の尽きないテーマである。古代ローマはもちろん中世ヨーロッパとは異なっていた。
宗教改革を経たヨーロッパは中世ヨーロッパとは異なった社会となっている。
そして、もちろん、工業資本主義が勃興したあとのヨーロッパはそれ以前の社会とは全く異なっているように思われる。
現在のヨーロッパは現在と異なった社会となり得たのだろうか?
和辻先生のこの本は、これらの巨大な問いに取り組んだ労作である。
キリスト、釈迦、孔子、ソクラテス。
和辻先生はこの四人を取り上げて、彼等がいかにして人類の教師となっていったか?卓抜した筆致で描き出している。
同時に和辻先生は彼等が生きた社会がその後の時代といかに異なっていたか、明快な文章で明らかにしている。
こういう本を読むと日本もこれから大きく変わり得るのだろうという希望が湧いてくる。(^O^)/

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