日本特殊論(?)

昨日は、午前中、横浜の神奈川市民センターで行われた「エイズ文化フォーラム」に参加した。
NGO「フレキシブル」主催の分科会で、人身売買被害者に対するアートを使ったリサーチについてお話をさせていただいた。
その中で、日本でHIV/AIDS感染者・患者が公に自分の状態をカミングアウトできないのは、日本の社会が異常なほど閉鎖的で、異質な他者を排除する性質を持っているからであるという話をした。
その後、米国国務省の人身売買報告書で日本が「最低限の対策を講じている国」と評価されない最大の原因は市民社会と政府の協働がほとんどないことが原因で、その背景には市民社会組織がきわめて脆弱であるという日本社会の特殊性があると話した。
考えてみると、この2つの問題は根っこは同じである。
そう言えば、先週まで東工大で行われた医療福祉論の集中講義でも、薬害問題に対する日本政府の対応は国際的にも特殊であるという話があった。
 
同じ社会で起きていることなので、問題の根っこが同じというのは、考えてみれば当然だけど、この根は深いですよねぇ。
 
そして、これだけ世の中の変化のスピードが早くなり、情報の流れが増大し、あらゆる問題が国際的な関係の中で起きるようになると、日本のような同質社会、コンセンサス社会はどうしたって遅れを取るようになる。
 
まぁ、日本も正念場を迎えたわけですね。
 
社会科学を専門とする者としては興味の尽きない現象です。
しっかり観察を続けましょう。写真
 
 
 
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