We Can Change the Worldという思想

この夏、ずっとチャールズ・テイラー博士の『ある世俗の時代』を読んでいて、16世紀から18世紀にかけて、現在の西ヨーロッパと呼ばれる地域に人間中心主義(anthropocentrism)ないしexclusive humanism)の考え方が発展していった様子を詳細に学ぶことが出来た。
人間と社会を自らの力で変えることができるという、この思想をテイラー博士は、西ヨーロッパ社会に新たに誕生した考え方として捉えている。
そして、この人間の力に対する信頼なくして、西ヨーロッパに「近代」という現象を起きなかったであろうというのが、テイラー博士の西欧史観なのだ。
 
現在の日本を省みると、現状を変えられるという希望を持っている人々はほとんどいないことが最大の問題であることが分かる。
「何をやっても、この国は変わりはしない」という絶望感をどうやったら変えることができるのだろうか?
 
しかし、NHK大河小説「篤姫」でも描かれているように、この国の人々は常に諦めを懐いて生きていたわけではない。
明治維新は、社会を変えられるという信念をもった人々の存在なしには実現しなかったであろう。
 
テイラー博士も、「一定の条件がそろった時、人々は社会を変えることが出来ると確信するようになった」と書いている。
 
今の日本で、多くの人々が「We Can Change the World」と感じれるようになる条件って何なんだろうか?
 
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