自分にとって「正解」の人生って?

今月29日に予定している、子ども向けワークショップ「表現アートで学ぶ、国連子どもの権利委員会への個人通報制度」の準備も兼ねて、坪井節子さんが編集した『お芝居から生まれた子どもシェルター』(明石書店、2006年)を読んでみた。
 
その中に子どもの人権を考える上での3つの柱が提案されているのだけど、その3番目が「あなたの人生の主人公は、あなた」。
虐待から少しずつ立ち直りはじめた子どもたちに対して、学校に戻って勉強しなさい、働いて自立しなさい、加害者に怒りをぶつけて、慰謝料を請求しましょう等々、おとなたちが期待し始めると、せっかく輝き始めていた子どもたちの姿が、またどんよりし出す。
なぜだろう?
おとなにとって「正解」に思えることが、当の子どもにとっては、必ずしも「正解」ではないのではないか。
子どもには子どもなりの考えがあり、自分で選択したいという気持ちがある。
どんなに傷ついても、子どもの人生は子ども自身が歩くしかない。
おとながどれほど心配でも、代わって歩いてあげることができない。
 
これって、大人の人生にもそのまま当てはまるような気がした。
誰もが納得する「正解」の人生なんてものはない。
 
まぁ、当然です。
何しろ、自分の人生の主人公は自分だけですから。
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自分にとって「正解」の人生って?」への1件のフィードバック

  1. 20周年のご活動お疲れさまでございます。これを期に不当な扱いを受ける子どもたちが解放され幸せになれるような社会になればと思います。この運動では性に関することのみならず、日本においては特に「親による酷い扱い仕打ち」という現実的問題にも目が向いたら良いなと感じます。森田さんが説明なさったキャンペーンでは、実に素晴らしい内容で関心いたしました。小さな会議室ながらも、学生のボランティアの人からも積極的な熱意が伝わってきます。会場では福島議員や小宮山議員、ほか新たに関心を寄せていただいたであろう議員の方、児童ポルノ法に関わる人々が一様に関心を持たれているようですね。この法改正により起こる諸問題、再三各所で言われている冤罪の危険性や定義の曖昧さによる拡大規制など、まだまだ話し合うべきことも多く残り、急進的にグローバルスタンダードという名の下に進められて良いこととは思えません。あくまでこの法律は「子どもたちの人権」のためにあり、一部の方々の「極端な道徳観念の強制」に利用させてはならない。ですから、まず、森田さんが頑張っておられるこういったキャンペーンにより、「本当の意味での"児童を守る"ということ」が推進されることを強く望みます。私も、この子どもの権利委員会の坪井弁護士の考えに近いです。大人の一方的な決め付けによって、子どもの進む道が閉ざされるのは憂慮すべきことです。どこかからか過去の被害児童を連れてきて、講演や活動に参加させ、自らの団体の活動の意義を説明させたり、社会的圧力のための感情を煽る論拠にしようとする大人には、ほとほと呆れてしまします。その過去の被害児童の方たちを本当の意味で支援するということは、その人らが社会で立派にひとり立ちして暮らしていけるよう手助けすることです。運動団体に引き込み、暗い過去をいつまでも引きずらせ、心を痛めさせ続けるなど言語道断だと思います。また、大人から見て子どもは実にフワフワしていて頼りないものです。ですが、だからと言って、何でもかんでも大人が手を出して導くべきか?というと決してそうではない。子どもには子どもの理性・感性があり、大人が社会的に得た「正解」を脱するパワーがある。常軌を逸した「極端な道徳観念の強制」で子どもを縛ることが「正しい教育」に繋がる、いう考えは間違いで、「子どもの考えを尊重し、誤ったときには手助けできる距離にいる」というスタンスが「正しい教育」だと考えます。被害を受けた子どもの悲惨さを見聞きしてきたのみで、漠然とした「子ども」という存在として一括りに扱い、それを感情的に論い、ただただ煽動するような偽善的な人間にはなってはいけません。我々が本当に敬うべき人たちは、日陰でも実際に子どもに手を差し伸べている方々でしょう。そういう人たちこそが子どもの人権を訴えてほしい。ひとりひとりの子どもの親身になって助けたいと思う気持ち⇒それが人権を考えるということであり、私はそういった活動をなさっている人々にこそ、個人的に微力ながらも、応援の声を送り支援したいと思っています。

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